» WACC計算機(加重平均資本コスト)


無料のWACC計算機:CAPMによる株主資本コスト、税引後負債コスト、資本構成の加重を計算。完全な計算式、ステップごとの計算例、DCF割引率として活用できます。

このWACC計算機は、企業の加重平均資本コストを見積もるのに役立ちます。WACC は、株主が求める自己資本コストと負債コストを 1 つの資本コスト率にまとめたものです。実務では、DCF モデル、企業価値評価、投資分析、資本予算の判断で割引率としてよく使われます。基本式は WACC = (E/V) x rE + (D/V) x rD x (1 - t) で、優先株がある場合は (P/V) x rP も加えます。

結果は、企業の平均的な資金調達コストとして解釈できます。WACC が低いほど資本コストは安く、将来キャッシュフローの割引も緩やかになります。逆に WACC が高いほど、投資家がリスクに対してより高いリターンを求めていることを示します。そのためアナリストは、投資が価値を生み出すかを判断する際に、WACC をプロジェクト収益率、IRR、ROIC と比較することがよくあります。

例:企業が 40%15% の自己資本、60%8% の負債で調達し、法人税率が 22% の場合、税引後負債コストは 8% x (1 - 0.22) = 6.24% です。このとき WACC は 0.40 x 15% + 0.60 x 6.24% = 9.74% になります。したがって、この計算機は DCF 評価やハードルレート判断に使う現実的な資本コストを素早く見積もるのに便利です。

自己資本コスト
rE
%
純資産
E
負債コスト
rD
%
総負債
D
法人税率
t
%
このロケールの法人税率の初期値(Japan):30.60%。目安値のため、最新の現地ルールを確認してください。
優先株式コスト
rP
%
優先株式
P
10.80%
WACC
目安
  • 5–9%(公益・不動産)
  • 7–12%(一般企業)
  • 10–20%+(テック・バイオ)
自己資本比率(E/V) -
負債比率(D/V) -
優先株式 (P/V) -
税引後負債コスト:rD x (1 - t) -
自己資本の寄与:(E/V) x rE -
負債の寄与:(D/V) x rD x (1 - t) -
優先株式: (P/V) x rP -

\begin{align} WACC &= \frac{E}{V}\times r_{E}+\frac{D}{V}\times r_{D}\times (1-t)+\frac{P}{V}\times r_{P}\\ V &= D+E+P \end{align}

WACC計算機 FAQ

WACCはどう計算しますか?
次の式を使います。WACC = (E/V) x rE + (D/V) x rD x (1 - t)。優先株を使う場合は (P/V) x rP を加えます。ここで V = E + D (+ P) です。

WACCはどんなときに使いますか?
キャッシュフローが企業全体(FCFF)を表す場合、DCFや企業価値評価の割引率として使います。設備投資の意思決定やハードルレート設定にも有効です。

WACCでよくある間違いは?
簿価と時価を混在させる、税率の前提が一貫していない、キャッシュフローの種類を取り違える、重要な優先株を計算に入れない、といった点がよくあるミスです。

WACCと割引率の違いは何ですか?
WACCは、資本構成と調達コストに基づく特定の割引率です。割引率はより広い概念で、プロジェクトのリスクに応じてWACCより高くも低くも設定できます。